甲子園土は春と夏で違うの?成分は?そして隠された秘密とは?

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甲子園 の土 春と夏では違うの?成分は?そして隠された秘密とは?

聖地甲子園の土。

ご存知甲子園は春センバツと夏の選手権大会の年2回行われるわけだが、選手たちのあこがれの地甲子園、そして宝物のように持ち帰るあの土、春と夏では違いがあるのだろうか?

熱戦に思わず目が向き、土の事など気にしていなかったという方々も多いのではないだろうか?

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甲子園の土の成分

成分、という大それたものでもないが、いわゆる「甲子園の土」は「黒土」と「砂」の混合で出来ている。

黒土は過去岡山県日本原、三重県鈴鹿、鹿児島県鹿屋、大分県大野郡三重町、鳥取県大山などの土をブレンドし作っていた。その年により産地なども違っている。

また砂は元々地元甲子園浜の砂を使用していたが、瀬戸内海産、また中国福建省産などへ変遷している。

これらの黒土と砂をよいバランスで混合し、甲子園の土へとなっていく。

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甲子園は水はけがよい

甲子園は天然芝、そして土のグラウンドでありながら、水はけのよいことで知られている。

甲子園大会の中継などを観ていると、「雨中の熱戦」に遭遇するケースが何度もある。

基本的に野球の試合は雨天「中止」となるケースが多い。

プロ野球の試合などは、シトシト振りであっても試合前雨天の場合、大方中止になってしまう。

ただ今年のクライマックスシリーズの阪神対DeNAは、「こんな状態で野球の試合ができるのか?」といったコンディションの中で試合を完了させている。珍しいケースだ。

スケジュールに大きく左右されたと思うが、ペナントレースの試合ならまず中止だった。

水たまりが大きくできて、そこにボールが行くと止まってしまうくらいの最悪コンディション、そしてその舞台が甲子園だった。

前述甲子園大会も、その昔スコアボードが現在の電光型ではなく、手書きボードだったころ、スコアが雨により消えるような(本当に消えていたのか定かでないが)激しい降りでもゲームは続いていた記憶がある。

甲子園以外の天然芝、土のグラウンドではまず不可能だ。

まさに魔法のようなグラウンドである。

春センバツ甲子園の土

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春センバツはご存知のとおり、毎年3月20日過ぎくらいに始まり、4月上旬まで行われる。

よくセンバツは「春を呼ぶ」と言われる。

真冬から気候が少し和らぎ、「三寒四温」などと言いながら少しずつ暖かくなってくる時期、残寒とでもいうのか、そんな時期に始まり、大会が進むに従って暖かさも増していき、桜の開花のニュースがにぎわい、春爛漫のころに決勝を迎える。

高校球児たちの熱戦が「春を呼ぶ」のであろう。

しかしこの時期は天候的には不安定。雨も多い時期だ。

この雨の多さに配慮し、春センバツ甲子園の土は「砂」の割合を多くしている。

このブレンド量については、グラウンド管理会社のノウハウであるからして、当然はっきりとした数値は示さない。

春は砂6、黒土4の割合としていると言われているが・・

水はけの良い甲子園であるが、春の長雨対策として砂を増やしたブレンドをして、少しでも良いコンディションを提供しようとしている。

夏選手権大会甲子園の土

では夏はどうだろうか?

夏も夕立や、時には台風、豪雨などの可能性も当然あるわけだが、大会が行われるのは8月、イメージとしては「安定した夏空」「ギラギラとした日差し」であろう。

炎天下の中、試合前のシートノックが両チームとも終わり、選手がベンチに引き揚げて試合への準備をしていると、グラウンドでは水撒きホースが用意され、絶妙な技術で乾いた色の土を、水を吸った濃い色に変えていく。

きれいに濃い色がつくと、一塁線、三塁線、そしてバッターボックスの白線が見事に描かれ、試合開始への興奮が否応なしに高まっていく。

この試合ではいったいどんなドラマが待ち受けているのだろうか、期待感が最大となる瞬間である。これが一日3試合、4試合と繰り返されるわけだ。

ということで、夏は日差しが春に比し強烈だ。という事は反射光も強い。

ここで、地面に白地が多い、つまり砂が多いと余計眩しくなってしまう。

黒地が多い方がボールを見やすくなるわけだ。

そのため、夏の甲子園では黒土6、砂4と春とは逆の比率にしているとの推測だ。

甲子園の土の秘密

伝統ある甲子園球場、何も水はけを良くするための最新技術を構造的に採用しているわけではない。

元々の球場の構造自身や、土・砂の種類、混合度合いなどが水はけを良くする一因となっているであろうが、この絶好のコンディションを作るためには、その年の1月、2月頃が勝負なのだという。

一旦土を掘り起こして丁寧にほぐし、それをゆっくりとローラーで踏み固めていく作業をこの1~2月に行うのである。

水分の多い少ないがまさにノウハウのポイント、しかし、グラウンド全体にまんべんなく水分をいきわたらせるために最も効果的な方法は、もちろん散水ではなく「雨」だ。

まさに自然との調和、自然の力を利用して、最適なタイミングを見計らい、このローラーで踏み固める作業を行っている。

固すぎず、柔らかすぎず、まさに丁度良いコンディションに持っていく、神業だ。

「甲子園の土」にはこんな関係者の不断の努力が詰まっているのだ。

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